3学会合同呼吸療法認定士試験の勉強方法

かなり広い分野での出題が考えられます。

救急処置方法の変更などいろいろば分野において変更点があり,既存の問題集などで勉強すると答えられないケースが多々出ると思われます。まずは,指定テキストを十分に熟読した上で問題集等の勉強に取り組む方がよいでしょう。

過去の受験生様の共通の意見は,指定テキストをすみずみまで熟読すれば解ける問題が多いけど,テキストの隅を突くような問題も多いっとのことでした。問題集だけで合格するのは難しいのではないでしょうか。

 呼吸器のモードや設定の名称については,各メーカーなどの特有の表記や表現もあるため,今従事されている施設の表現と指定テキストの表現とは,必ずしも一致しないことがあります。しっかりと指定テキストを読み,講習などで疑問点を見つけて確認した方がいいでしょう。特に回路交換やフィルターの交換のタイミングは施設によって異なります。やはり,一度目を通しておくべきだと思います。

 近年,試験対策の問題集が多く出版され,本試験の方も対策を講じてきているようです。過去の傾向から出題される設問は少なくなっていくかもしれませんので,問題集だけで勉強するのはとても危険だと言えます。

 理学などの分野も広がり,多分岐にわたって広く勉強することになりますので,暗記,計算問題などの勉強方法は,やはり難しいと言えます。
答えだけの問題集で学習する勉強方法は,自分から答えから解説を逆引きすることで理解が深まりますが,かなりの時間と知識が要求されることになります。勉強量だけでなく,自分のライフサイクルに合わせた勉強方法を取る必要があります。

かなり広範囲な分野の勉強を要すると想定されますので,確実に理解をすることが大事だと思われます。
当ストアの本書に限らず解説が十二分にあるような問題集を選んで下さい。基礎を大事にし,確実に問題に取り組めるようにしましょう。昨年度の合格率は過去実施を比べると2番めに高い結果となっており,次年度ではやや難易度が調整される可能性もあります。

しっかりとテキストを中心とした勉強を行って下さい。

出題内容自体は,それほど難しいようではないですが,既出の問題集対策から出題される問題が少なくなっているようです。過去の受験生達でも例年通りの難易度で,しっかり理解していれば大丈夫だったという声を頂いております。ただ,ひっかけ問題や症例問題も多いので,総じて指定テキスト各章の細部が出題されることを想定した方がよいと思います。

過去の結果は・・・

第20回 (2015年/平成27年)受験者数5,107  合格者数3,249  合格率63.6(%)
第21回 (2016年/平成28年)受験者数5,275  合格者数3,105  合格率58.9(%)
第21回 (2017年/平成29年)受験者数5,351  合格者数3,515  合格率65.7(%)

っとなっております。

 近年では,災害等にも目が向けられているようです。特に災害時の避難場所である車内で身動きを取らなかったり,脱水になったりしたことで,血栓が生じ肺塞栓症を合併することもあります。昨年度では,ロングフライトによる塞栓症が2問あったといわれています。症例問題も含め理解が必要な問題となっています。

ただ,受験者様の一人が,「一番の難関は願書の提出ではないでしょうか・・・・」という声がありました。